Predator – プレデター (1987年の映画)
私はホラー以外の映画は色々見ている方なのではないかと思いますが、これまで「プレデター」シリーズは通ってきませんでした。特にこれといった理由はないのですが、単にシリーズの最初の作品を見逃したので、その続きを途中から見る気になれなかったということくらいでしょうか。その最初の作品にしても、Arnold Schwarzeneggerの全盛期の主演作の中でも観ていない方が珍しいくらいです。
しかし先日映画館へ行った際に予告編で、私が大好きなElle Fanningが最新作「プレデター:バッドランド」に出演していると知りました。「これはぜひ観たい、観なければ!」ということになり、それならその前に背景を少しでも知っておくためにシリーズから一つでも観ておくべきだろうということで、Amazon Prime Videoでその「プレデター」を観てみました。
物語を簡単に説明すれば、Schwarzenegger演じるDutchが5人の兵士を率いてゲリラの潜むジャングルへと潜入し、ゲリラを殲滅するものの未知の存在に襲撃される。それでも命からがら生き延び、敵を倒して脱出する、というシンプルなものです。この襲撃してきた敵がプレデターというわけですが、その謎は最後までほとんど明かされずに終わってしまいました。一方、このプレデターが宇宙から来たものであるということは冒頭のシーンで観客には説明されているので、それ自体は謎でもなんでもなく、結局は宇宙人と戦うアクション映画ということだったようです。
プレデターがサーモグラフィを通して見ているとか、レーザー兵器のようなものを使っているとか、光学迷彩で隠れているとか、その辺りのSF的な要素があって、一方でDutchらは原始的な罠などで挑むというところはちょっと面白いところだったかもしれません。しかし、ゲリラに対しては奇襲を仕掛けてかなり一方的な虐殺のようになってしまっていて、スカッとするというのは通り越してちょっとやりすぎではないかと感じてしまいました。これは時代による感覚の変化もあるのかもしれません。
結局、この作品を観てもバックグラウンド的なことはほとんどわからず、新作はプレデターを主人公に据えたものだということでガラッと違う話になりそうなので、本作を事前に観る必要はあまりなかったかもしれません。しかし、面白くなかったということはないので、新作を観るまでには間に合いませんが、そのあとにでもシリーズの続きは観てみようかと思っています。
#action #arnoldSchwarzenegger #movie #predator