小説を書くための勉強として、小説家の #保坂和志 氏の「 #書きあぐねている人のための小説入門 」(中公文庫・2008年刊行)を読んでいるが、保坂氏の小説の書き方論に違和感を感じる。
細かい内容は省くが、わたしのこの本で保坂氏の小説の書き方として違和感感じるのは「社会的弱者ばかり書くな」「(小説では)ネガティブな人間を描かない」というところ(細かい内容を知りたい人は、図書館で借りて読むことをお薦めしたい)。
小説家の #李琴峰 さんは「小説は弱者を救うためにある」と言っていた(記憶が正しければ)が、保坂氏の小説論は李琴峰さんとは対極だと感じた。
保坂氏はこの本の冒頭で「(小学生の頃は)いじめた側」だったと述べている。どこかマジョリティ側の立場に立った小説の書き方論を感じ、モヤモヤが抜けない。
この本を読んだら、マジョリティに媚びる小説しか書けないかもしれないとわたしは感じ、読むのを中断している。
ブックオフへ売ろうかなぁ……。
