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藤野可織 著『爪と目』読了。
表題作は二人称小説。継母の「あなた」と娘の「わたし」、はじめは混乱するがこの二人の密接な関係を思うと、入り組んだ表現になっているのも頷ける。
淡々とした語りと静かな違和感の連続で、読んでいるとわけもなく不安に駆られる。「わたし」が知らないはずの出来事までズルズルと引き出して語られるのは不気味で落ち着かない。何しろ「わたし」が三歳の頃の話だ。詳細な記憶が残っている方が珍しい。事実かどうかも分からないまま不安定に読み進めるしかなく、不吉な予感に苛まれる。
それなのにヒリヒリした言葉を夢中で追って楽しんでしまう。安心させてくれない話は刺激的で好きだ。
「あなた」はたしかに魅力的な人物なのかもしれないと思った。サラッとその場で演じ分けて人を魅了してみせながら、その目には何も映っていないのだと思うとゾクゾクする。いわゆる小悪魔?なんにも頓着しないところ、人の心がなくていいですよ。友だちにはなりたくないけど。
一見なんでもない話のようで確実に嫌悪が積み重なっていき、じわじわと「わたし」の意思に気付くという恐ろしい小説。
どうやら評価が分かれているようだけど、私は地の文が好みだったからまた他の作品も読みたいなと思う。
川上弘美 著『どこから行っても遠い町』読了。
これはタイトルが猛烈に好きで中身も知らずに買った本。東京のどこかの町の、商店街を中心とした11の連作短編集だった。読む前から絶対に好きだと確信していたので、いつのタイミングで読むか吟味していたくらいだ。最後まで読んでみてやはり大好きだった。
傍から見れば平穏に続いていく日常と、積み重なっていく過去が描かれている。この町で働く人、買い物に訪れる人、住居としている人。主人公が代わっていっても一様に温度の低さが心地よく、誰も無理をしていないように見える。
この町の人々は、自分の心と孤独に向き合い、隣人に心をさらけ出したり隠してみたり、付かず離れず生きている。どこにでもいそうだけれどここにしかない、はかない繋がりがあってそれがどうしようもなく心を惹きつける。
共感できることはほとんど無いのに、この本に出てくる人たちのことを誰一人嫌いになれなかった。かといって好きと言えるわけでもない。どれもこれも、分かりそうで分からない。この近くて遠い、遠いようで近い距離感が絶妙だった。人間の魅力ってそこにあるのかもしれないと思えてくる。
なんだか切なくて愛おしくて胸がいっぱいになる本だった。
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小林多喜二 著『蟹工船』読了。
オホーツク海の海上で、荒れた大きな波に煽られて約三千トンの船が上下する様子。船の軋む音や振動、着物の上から刺しこむ雨や吹雪。思い浮かべるだけで手足がかじかんでその場にいるような気分になってくる。
想像を絶する労働環境・生活環境。航海法や工場法をすり抜けて人間を使い捨てにするやり方は到底許されるものではなく、人間扱いされないまま命を落としてしまった漁夫の描写は悲惨だった。
名前も書かれていないような労働者たち、大勢の目線が力を帯び始め、連帯が生まれていくところが良かった。1人の先導者がいるのではなく自発的に、日々の仲間との交流の中から徐々に意識が形成されていく。屈従しか知らなかった労働者たちにそれ以外の選択肢が見えてくるあたりで、心が浮き立つ感覚がした。
弱い立場の労働者に権利を勝ち取る意識を芽生えさせる、これを何としてでも世に出し資本側と戦う、という相当な覚悟を感じた。重苦しい内容なのに読後感はしつこくなく、希望だけが残る。
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三浦綾子 著『母』読了。
秋田弁で人好きのする語り手は小林多喜二の母、セキがモデル。
言葉からぬくもりを感じ、直接話を聞いているような距離感に心がほどけていく。このおかあさんになら何でも話してしまいそうだ。
セキの生い立ち、優しい夫や7人の子どもたち。貧しくて苦労をしても、愛情に溢れた家庭は温かかった。
母の目から見た次男の多喜二の短い生涯はとりわけ壮絶で、悲痛さが伝わってくる。母は優しく強いが、子をこんな形で失うのは身を引き裂かれるよりも辛く苦しいだろう。
幼少期から貧しく学校に通えなかったセキが、のちに字を覚えて遺した文章に心を揺さぶられる。つい書いてしまったというような言葉の中に実はどれだけの想いがこもっているかと、涙が出てしまう。覚えたての平仮名でも、書くことで少しは辛い気持ちが紛れたのかもしれない。言葉とはなんて貴重なものだろうかと思う。
学問がないこと、学ぶ機会の持てなかった者に対し、分け隔てなく学びの場を設け共に進もうとする人々が描かれていて感銘を受けた。
晩年、キリスト教に安らぎを見い出していたセキの気持ちが編み出されていくのが、また涙を誘う。